JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

再生数急上昇ソング定点観測 (2023年10月4週目) DOES「銀魂」主題歌一発撮りに絶賛の嵐 / わざとあざとエキスパートなVtuberたちが夢のコラボ

再生数急上昇ソング定点観測
8か月前2023年10月27日 9:05

YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週刊連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeの、10月13日から19日にかけて集計されたミュージックビデオランキングのトップ100の中から要注目トピックをピックアップします。

文 / 真貝聡

今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、トップ20以内に初登場の新曲が多数ランクインした。10位は結成5周年を迎えた、なにわ男子の「I Wish」。また8月に「CRUISIN'」で世界同時配信デビューをしたIMP.が、早くも3曲目の配信シングル「SWITCHing」を発表し11位に登場している。

12位には80年代の感性が込められた、TOMORROW X TOGETHER「Chasing That Feeling」がランクイン。13位は“猫ひげダンス”が人気を集めているIVE「Baddie」。17位のKing & Prince「MAGIC WORD」は、家族を守れる強さが欲しいと願うアップテンポのダンスナンバーだ。18位はポケットモスターと初音ミクのコラボ「Project VOLTAGE」第3弾となるMitchie M「ミライどんなだろう」。20位にはフジテレビ系で放送中のテレビアニメ「ONE PIECE」の新主題歌であるSEKAI NO OWARIの「最高到達点」が入った。

そんな幅広いジャンルの楽曲が並ぶ中、今回は下記の3曲をピックアップ。

DOES「曇天」THE FIRST TAKE

※YouTubeミュージックビデオランキング初登場8位

今週もTHE FIRST TAKEの勢いがすごかった。78位にYENA「SMILEY -Japanese Ver.-」、88位にKyrie(アイナ・ジ・エンド)「キリエ・憐れみの讃歌」のTHE FIRST TAKEが初登場でランクインする中、とりわけ注目されたのは8位のDOES「曇天」だ。

この曲がリリースされたのは2008年のこと。当時、テレビ東京系アニメ「銀魂」のオープニングテーマとなり、子供から大人まで幅広い層に支持された。その名曲を今のDOESの演奏で聴けるということで、ロックファンもアニメファンもとにかく沸いた。YouTubeのコメント欄に書き込まれた、氏原ワタル(Vo, G)のコメントを一部紹介しよう。

THE BLUE HEARTSでロックを好きになり、NIRVANAで3ピースバンドをやりたくなり、デビュー当初から「ギター1本で成立するシンプルで強い曲」を模索する中でできた、ひとつの完成形である曲。15年も経って、今でもこの「曇天」を聴いてくれる人がいてくれて、この曲を作って、演奏し続けて、良かった。

改めて思うのは、バンドは続ければ続けるほど、楽曲の説得力が増すのはもちろんだが、そのバンドごとの様式美が極まっていくこと。THE FIRST TAKEで公開された一発撮り映像は、DOSEの3人の出立ち、3人だけの音が非常にカッコよかった。10月25日には、第2弾として映画「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」の主題歌「バクチ・ダンサー」もTHE FIRST TAKEで公開されているので、あわせてチェックいただきたい。

星川サラ×天音かなた×胡桃のあ×獅子堂あかり「わざとあざとエキスパート」カバー

※YouTubeミュージックビデオランキング初登場76位

原曲は「TikTokでバズるようなかわいい曲を作りたい」というメンバーの意見がきっかけで制作された、いぎなり東北産の今年3月配信のシングル。どんな歌詞にするか、振付は誰にお願いするかという話にも彼女たちのアイデアを反映した結果、この曲は5月に見事TikTok月間楽曲ランキング1位を獲得した。

そんな“あざとさ”と“かわいさ”が詰まったこの曲を、人気Vtuberたちがカバーした。そもそもメンツの豪華さに驚く。「にじさんじ」の星川サラと獅子堂あかり、「ホロライブ」の天音かなた、「ぶいすぽっ!」の胡桃のあという、Vtuberの大手“三大箱”が所属の垣根を越えて夢のコラボを果たしたのだ。天音の透明感のある声、星川の妹系の甘い声、同じ甘い系でも赤ちゃんっぽさも感じる獅子堂の声、どこか小悪魔感のある胡桃の声。三者三様のかわいさが現れた歌声に、賞賛の嵐が巻き起こっている。

マルシィ「ラブソング」

※YouTubeミュージックビデオランキング初登場97位

TikTok上における人気を測るBillboard JAPANのチャート「TikTok Weekly Top 20」にて、10月11日付と18日付の2週連続で1位になった、マルシィの「ラブソング」。これまで数々の恋愛にまつわる楽曲を発表してきた彼らが、ここに来て直球のタイトルを作ったことに、並々ならぬ覚悟を感じる。何より、これほど純度が高くて飾り気がないラブソングも珍しい。というのも、ただただ愛している思いを1曲通して伝えているだけなのだ。サウンドを必要最低限に抑えているのも好印象。サビで派手に盛り上げることもなく、悲しげな音色のピアノでしっとりと聴かせることもなく、温かみのあるアコギを軸にドラム、ベースで優しい音を作っている。歌詞に寄り添うような演奏だからこそ、歌メロのよさが際立っている。MVの内容は彼女と過ごすドライブデート。女優や「non-no」の専属モデルとしても活躍する鈴木ゆうかの彼女役もハマっており、まるでデートをしているような感覚になって、思わずドキドキする。

関連記事

「めざましライブ」第2弾出演アーティスト (c)フジテレビ

トリは&TEAM!「めざましライブ」にNCT WISH、A.B.C-Z、渋谷すばる、SIX LOUNGE、NOAら追加

約7時間
なにわ男子

なにわ男子のニューシングルは全力ラブソング!等身大の青春をまるっと凝縮

1日
「2024FNS歌謡祭 夏」キービジュアル(c)フジテレビ

「FNS歌謡祭」新たな出演者4組発表、満島ひかりと渋谷龍太がスピッツ「遥か」カバー

1日
「長すぎる夏の日」編より。

アイナ・ジ・エンドと生で乾杯!「サントリー生ビール」新テレビCMに登場

1日
SEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARIがディズニー&ピクサー映画「インサイド・ヘッド2」日本版エンドソング担当

2日
「WATER&MUSIC FES. supported by ナタリー」告知ビジュアル

アイナ・ジ・エンドが八景島シーパラダイスとコラボ!昼夜のイルカショーや花火を楽曲で彩る

3日
「音楽の日2023」ダンス企画の様子。(c)TBS

「音楽の日」ダンス企画にJO1、Snow Man、TXT、三代目、BE:FIRST、超特急、坂道ら18組

4日
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in Hitachinaka」ビジュアル

ひたちなか「ロッキン」にイエモン、JO1、Creepy Nuts、BE:FIRST、ME:I、ホルモンら

4日
THE YELLOW MONKEY

次回「EIGHT-JAM」はイエモン&亀田誠治回の未公開シーンOA、「EIGHT-JAM FES」の模様もお届け

4日
左から亀田誠治、新井和輝、KREVA、アイナ・ジ・エンド。(c)テレビ朝日

今夜「EIGHT-JAM」で亀田誠治特集 新井和輝、KREVA、アイナ・ジ・エンド出演

5日