JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

JJJが地元・川崎クラブチッタを満員にしたリリースパーティ、豪華ゲスト迎えた計31曲にファン熱狂

「JJJ “MAKTUB” Release Live」の様子。(撮影:cherry chill will.)
約1年前2023年06月14日 3:03

ラッパー / トラックメイカーのJJJが6月9日に地元である神奈川・川崎のCLUB CITTA'でワンマンライブ「JJJ “MAKTUB” Release Live」を開催した。

このライブは2017年リリースの2ndアルバム「HIKARI」以来、約6年ぶりのアルバムとなる「MAKTUB」のリリースを記念して行われたもの。JJJは次々に現れる豪華ゲストとともにアルバム全収録曲を含む計31曲を約2時間ノンストップで届け、ファンを熱狂させた。

6年ぶりのアルバムのリリースパーティとあって、チケットはすぐにソールドアウト。隅から隅までぎっしり埋まった会場はオープニングDJのSCRATCH NICEによる選曲で開演前から熱気に満ちあふれている。そこへバックDJを務めるAru-2が登場し「MAKTUB」から「Mihara」のビートを流すと、逆光の中に現れたJJJは、興奮したファンに応えるように気迫みなぎるラップを繰り出し、多彩なビートのアルバム収録曲を次々に披露。すでにアルバムを聴き込んでいるファンはイントロが流れるたびに大歓声を上げた。

アルバムから6曲が連続で披露されたところで最初のゲストが登場。その名も「Friendskill」で迎え入れられた友人のCampanellaは、KMプロデュースのダンスチューン「Filter」でもJJJとスキルフルな掛け合いを繰り広げ、フロアを大いに盛り上げた。続くゲストはDaichi Yamamoto。彼とともに2ステップナンバー「Taxi」を軽快にラップしたJJJは、さらに1999年生まれの新鋭ラッパーCFN MALIKを迎え入れると3人でコラボした新曲を届けた。

JJJの地元・川崎で行われた本公演。「Cyberpunk」では同じく川崎出身のBenjazzy(BAD HOP)が登場し、複雑なビートを変幻自在のフロウで乗りこなす。Benjazzyの去り際、JJJはBAD HOPの解散発表について質問。はぐらかされるが、「1人になったら俺が引き抜きます」と冗談を交えて笑いを起こした。温かいムードの中、「もう1人連れてきてるぜ、俺の地元のレジェンド」という言葉とともに届けられたのは、川崎の伝説的ラップグループSCARSのSTICKYをフィーチャーした「Orange」。JJJは2021年1月に亡くなったSTICKYへリスペクトを示し、彼のラップを川崎CLUB CITTA'に響かせた。

前作「HIKARI」の収録曲「SOUL」に続けて、離婚したときの心境をそのまま歌ったという「Jiga」を独白するようにラップしたJJJ。ここでC.O.S.A.を迎え入れると家族についてラップした「Leave Me Alone」を披露し、同じくC.O.S.A.とコラボしたラブソング「U」につなげた。そして、そのメロウなムードを引き継ぐように「Darlin'」が始まり、JJJが先輩と慕う仙人掌が現れるとファンは大喜び。そこにISSUGI、Mr.PUGも加わり、MONJUのメンバーがそろうと「Blackdeep」「go get'em」の2曲で巧みなマイクリレーが繰り広げられた。

アルバムタイトル曲「Maktub」やCampanellaを再び迎えた「Something」、Fla$hBackSの亡き友・Febbのビートを使用した「Beautiful Mind」とアルバム収録曲を次々に届けたJJJは、STUTSを呼び込むと2人の代表曲の1つである「Chenges」へ。同じくSTUTSとコラボしたアルバム収録曲「心」ではOMSBが現れ温かい歌声を響かせた。

ミラーボールが輝く中、KEIJUを迎えた「STRAND」が披露されると、ライブもいよいよ終盤。「知ってる人いるかわかんないけど懐かしい曲を」というJJJの言葉からFla$hBackSの「Fla$hBackS」が始まれば、待ってましたとばかりに沸き上がったファンは大合唱で応える。その盛り上がりのままFla$hBackSをフィーチャーした「2024」になだれ込むとKID FRESINOも登場。会場の熱気は最高潮に達した。

JJJは16FLIPプロデュースのアルバム収録曲「Oneluv」でライブを締めくくるが、鳴り止まない拍手によりすぐにアンコールがスタートした。勢いのある若手JUMADIBAとコラボした「Asian Remix」、先輩のISSUGIとの「366247 Remix」を続けて届けたJJJは、最後にFebbがプロデュースしたFla$hBackSの楽曲「Sour Picture」を披露。クロージングDJを務めるKID FRESINOを残し、大歓声を受けながらステージをあとにした。

なおJJJは7月4日に大阪・BIGCATでもリリースパーティを開催。CLUB CITTA'公演の模様はスペースシャワーTVで7月18日にオンエアされる。

JJJ “MAKTUB” Release Live 2023年6月9日 CLUB CITTA' セットリスト

01. Mihara
02. Synthese Freestyle
03. Scav
04. July
05. Eye Splice
06. Verdansk
07. Friendskill feat. Campanella
08. Filter feat. Campanella
09. Taxi feat. Daichi Yamamoto
10. 新曲 feat. Daichi Yamamoto, CFN MALIK
11. Cyberpunk feat. Benjazzy
12. Orange
13. Soul
14. Jiga
15. Leave Me Alone feat. C.O.S.A.
16. U feat. C.O.S.A.
17. Darlin' feat. 仙人掌
18. Blackdeep feat. MONJU
19. go get'em feat. MONJU
20. Maktub
21. Something feat. Campanella
22. Beautiful Mind
23. Chenges feat.STUTS
24. 心 feat. OMSB, STUTS
25. STRAND feat. KEIJU
26. Fla$hBackS
27. 2024 feat. KID FRESINO
28. Oneluv
<アンコール>
29. Asian Remix feat. JUMADIBA
30. 366247 Remix feat. ISSUGI
31. Sour Picture

JJJ "MAKTUB" Release Live

2023年7月4日(火)大阪府 BIGCAT
<出演者>
LIVE : JJJ / Aru-2
DJ : SCRATCH NICE / KID FRESINO

関連記事

賽「Dreamin'」配信ジャケット

Suchmos・TAIHEIらのバンド賽、Daichi Yamamotoとのコラボ曲配信

約7時間
BAD HOP

BAD HOPラストライブのDVDを無料配布

2日
「THE HOPE 2024」告知ビジュアル

ヒップホップフェス「THE HOPE」に千葉雄喜、SEEDA、ゆるふわギャング、Watsonら45組

2日
「Pure vibes only ~風景 Landscape~」ビジュアル

テレビ大陸音頭、Campanella、空間現代、松永拓馬が渋谷クアトロで競演

2日
「~It's a beautiful day~ Camp in ASAGIRI JAM '24」ラインナップ第1弾

「朝霧JAM」にカリブー、ITP with 小泉今日子、Kroi、羊文学、STUTS、安部勇磨ら

2日
Jinmenusagi「Anata Watashi (feat. JUMADIBA) [Remix]」配信ジャケット

JinmenusagiとJUMADIBAのコラボ実現、「Anata Watashi」リミックス配信

3日
「XX」フライヤー

CampanellaとISSUGI、実力者2人のツーマンが実現

6日
Kaneee(撮影:Daiki Miura)

ラッパーKaneeeが新章の始まりを宣言、1stアルバムと初ワンマンで示したさらなる成長

6日
PETZ

YENTOWN・PETZのニューアルバムにMadeinTYO、JUMADIBA、YTGら参加

13日
長谷川白紙

長谷川白紙、KID FRESINOとBPM200超で疾走

15日