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「PATi・PATi」「GB」誌面飾った人気アーティストが横浜に集結!80~90年代のヒット曲で観客魅了

「PATi-PATi×GB『THE GREATEST HITS』supported by Live TOMATO」の出演者。
1年以上前2022年10月16日 11:07

ライブイベント「PATi-PATi×GB『THE GREATEST HITS』supported by Live TOMATO」が、10月10日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。

このイベントではすでに休刊となっている音楽雑誌「PATi・PATi」「GB」の誌面を飾った人気アーティストが集まり、80~90年代のヒット曲を披露。「THE GREATEST HITS」というタイトル通り、「誰もが口ずさめる大ヒット曲が満載!」というコンセプトのもとでライブが行われた。出演したのは浅岡雄也(FIELD OF VIEW)、大澤誉志幸、辛島美登里、小比類巻かほる、サンプラザ中野くん・パッパラー河合、永井真理子、平松愛理、Bro.KORN(バブルガム・ブラザーズ)、松岡英明という豪華な面々。各アーティストの演奏曲目が事前に公開され、観客はそれを予習したうえで会場に足を運んだ。

トップバッターを務めたのは小比類巻。軽快な16ビートのギターのカッティングから「Hold On Me」が始まると、きらびやかな衣装に身を包んで歌う彼女のパワフルで艶やかボーカルに会場のボルテージが一気に上がる。さらにアニメ「シティーハンター」の主題歌としてヒットした「City Hunter ~愛よ消えないで~」がソウルフルかつ情感豊かに歌い上げられた。次に登場した浅岡は「横浜ー!」と大声で呼びかけると、「突然」でライブを開始し、まっすぐな歌声で観衆を魅了する。この日のすべてのステージにバックバンドとして参加した野村義男(G)はボトルネック奏法で味わい深いギターソロを披露。続けて浅岡は(FIELD OF VIEWのデビューシングル「君がいたから」でも伸びやかな声を放ち、最後は代表曲「DAN DAN 心魅かれてく」で出番を締めくくった。

辛島はテレビドラマ「クリスマス・イヴ」の主題歌として大ヒットを記録した「サイレント・イヴ」を披露。曲の冒頭から透き通るような美声、哀切なメロディで観客を引き込み、アカペラで始まる「愛すること」へ。語りかけるような優しい歌声に会場全体が癒された。王子様のようなファッションでさっそうとステージに現れたのは松岡。1曲入魂、代表曲である「以心伝心」を披露した彼は、ステージを右往左往するアグレッシブなパフォーマンスを展開しつつ、少し鼻にかかった特徴的なボーカルで甘いメロディを歌い上げた。

1年7カ月ぶりにステージに立ったという平松は、「日本レコード大賞」で作詞賞を受賞した名曲「部屋とYシャツと私」を鍵盤の弾き語りで届け、木綿のような柔らかな歌声で会場を包み込む。さらに両手を広げながら「Single is Best!?」をパワフルな声で届け、ひさびさのライブであることを感じさせないステージングを見せた。公演が折り返し地点を過ぎた頃、ステージには永井が登場する。テレビアニメ「YAWARA!」のオープニングテーマ「ミラクル・ガール」を満面の笑みで歌った彼女は、「『PATi・PATi』『GB』懐かしい! 涙が出ちゃいますね。ひさしぶりにあの頃に戻って、穴が開いたジーパンを今日は履いてきちゃいました」と笑顔でトーク。バラード曲「ZUTTO」を歌唱し、色褪せない楽曲の魅力を観客に伝えた。

1曲目「そして僕は途方に暮れる」から魅惑のハスキーボイスを響かせたのは大澤。彼は強弱をつけながら感情豊かな歌声を披露し、2023年1月に公開される映画「そして僕は途方に暮れる」のエンディングテーマとして同曲が使われることに触れる。そしてそのアンサーソングとも言える「ガラス越しに消えた夏」を挟み、吉川晃司に提供した楽曲「ラ・ヴィアンローズ」を歌唱。華やかな歌声と演奏に会場が一段と盛り上がった。

イベントが終盤に差しかかると、サンプラザ中野くんとパッパラー河合がステージに現れる。軽快なトークで観客を楽しませた2人は、「大きな玉ねぎの下で ~はるかなる想い」を披露。むせび泣くような河合のギター、そこにサンプラザ中野くんは豊かな歌心でボーカルを重ねていく。続いては小学校の運動会で多用されるなど、多くの人に愛されている「Runner」のパフォーマンスへ。前のめりな歌を聞かせたサンプラザ中野くんは「『PATi・PATi』『GB』のおかげで、ここまで歌い続けられております!」と感謝の言葉を述べ、最後に「リゾ・ラバ -Resort Lovers-」を響かせた。

トリを飾ったのはBro.KORN。言わずと知れた名曲「WON'T BE LONG~Roots~」が披露されると、観客は両手を上げてライブを堪能する。パシフィコ横浜 国立大ホールは巨大なパーティ会場と化し、約2時間半に及ぶイベントは大団円となった。

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