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RADWIMPSが映画「余命10年」に書き下ろし主題歌提供、King Gnu井口理の出演も明らかに

2年以上前2021年12月14日 22:02

RADWIMPSが3月4日に公開される映画「余命10年」の主題歌を担当することがわかった。

「余命10年」は2017年に死去した小坂流加の同名小説を藤井道人が映画化した作品。20歳で難病を患い恋はしないと決めた余命10年の茉莉と、生きることに迷い自分の居場所を見失った和人の姿が描かれる。茉莉を小松菜奈、和人を坂口健太郎が演じた。

RADWIMPSは本作の劇伴を担当するとともに、書き下ろしの主題歌「うるうびと」を提供。野田洋次郎(Vo, G)は脚本を読んで主題歌と劇伴の一部を作り、キャストとスタッフはその音源を聴いてイメージを共有しながら撮影に臨んだという。なおRADWIMPSが全編に渡って映画音楽を手がけるのは「君の名は。」「天気の子」に続き3作目。YouTubeでは主題歌「うるうびと」が流れる映画の本予告映像が公開された。

また主題歌の発表と同時に追加キャストが発表され、King Gnuの井口理(Vo, Key)が出演することも明らかに。井口は、茉莉と沙苗が大学時代の友人と通う店の店長・三浦アキラを演じる。

野田洋次郎(RADWIMPS)コメント

はじめて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを観ながら、茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にするとおそらくすでにこの映画を100回近く観ていることになります。ですが、編曲もすべて終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。

藤井道人 コメント

「余命10年」の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れて来ました。

野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。是非劇場で体感して欲しいです。

関口大輔(エグゼクティブプロデューサー)コメント

この映画は、10年という時間を描くため、四季を通じての撮影を行うことにしました。
通常、映画は1ヶ月~3ヶ月程で集中して撮影する場合が多いのですが、監督の「四季を通して茉莉の10年を追いかけ、その時彼女が感じた気持ちを映像で表現したい」という強い希望があり、1年を通した撮影となりました。桜や雪や夏の海はVFXではなく実際に撮影を行なっているのです。
撮影のためには、出演者さんにご理解をいただき長期間のスケジュールを開けていただくことが必要になります。本作に出演される小松さん、坂口さんはじめ、今回発表させていただいた役者さんたちは、皆さんとても多忙です。それでも「余命10年」を1年かけて撮影するという意義に賛同してくださり、撮影に参加していただくことができました。
長い期間を通して家族のような連帯感に包まれたキャスト陣は、映画で描かれる10年という時間をそれぞれのキャラクターとして表現してくださっています。
これにより、映画「余命10年」は、2時間という時間の中に10年という月日が流れるような作品になりました。
是非、映画館でこの美しい四季を通した10年を登場人物達と追体験していただければと思います。

川合紳二郎(プロデューサー)コメント

藤井監督はじめ我々スタッフは、原作者の小坂流加さんが映画の主人公である茉莉と同じ難病を抱えながら、この小説を執筆し、日々を精一杯生きた、その証を残したいという思いで、小坂家の皆さまと一緒に、共に寄り添いながらこの映画を制作してきました。
この小説は、ノンフィクションではありません。しかし、ご自分のリアルな状況や願望や思いを、この小説に込められて執筆されたのだろうと思います。
そのような意味では、本作は、小説の「物語」、そして、原作者である小坂流加さんの「人生」が交差する、特徴的な映画となったと思います。

本作では、小坂流加さんの生まれ故郷である静岡県・三島市での撮影を行っています。流加さんが幼少の頃、スイカを冷やしたり、川遊びをした源兵衛川のせせらぎ、素朴で人情味ある商店街、富士山の雄大な姿。また、撮影に使われている部屋の小物などの細部にまで、ここに生きた流加さんの息遣いを再現し、感じながら、撮影に望みました。

主演である小松菜奈さんは、役作りに際して、三島を訪れ、また、小坂家の皆さまから幾度となくお話をお伺いし、全身全霊で高林茉莉役を演じてくださっています。

コロナ禍で、大きく生活や価値観が変化する今こそ、「余命10年を生きた」高林茉莉を通して、多くの人に、少しでも勇気や前向きさを感じて頂ける作品になれば幸いです。

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