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フジファブ「ここ退」イベントで生演奏、渡辺大知「フジファブリックすげえなあ」

5年以上前2018年10月17日 11:03

10月19日公開の映画「ここは退屈迎えに来て」の公開直前イベントが本日10月17日に東京・神楽座にて行われ、橋本愛、成田凌、渡辺大知、廣木隆一監督が登壇したほか、サプライズゲストとしてフジファブリックが登場した。

「ここは退屈迎えに来て」は山内マリコの処女小説を廣木隆一が映画化した作品。地方都市に住む橋本愛扮する“私”と門脇麦演じる“あたし”の2人の女性の心情を、高校時代に男女を問わず人気のあった成田凌扮する“椎名くん”を軸に描き出す。イベントでは最初に橋本、成田、渡辺、廣木監督の4人が登場し、成田が「キャスト全員が素晴らしい映画」と大絶賛した本作の撮影エピソードなどを語る。橋本がさまざまな年代を演じる苦悩を明かせば、椎名くんに思いを寄せる役を演じた渡辺は「2人でいるシーンが多くてキュンキュンしました。等身大の切なさを抱えながら演じられてうれしかったです」と話す。また富山での撮影でも成田と渡辺は銭湯やスナックを訪れたという思い出を振り返っていた。

また音楽も効果的に使われている本作。主題歌および劇伴はフジファブリックが担当している。それについて渡辺は「映画を見たときに最初に音楽が素敵だなあと思いました。車の中でかかってる音楽が劇伴になってることが多いんですが、それが青春っぽい。『フジファブリックすげえなあ』って思いました!」と大興奮の様子を見せた。

するとここでサプライズゲストとしてフジファブリックがステージに登場。山内総一郎(Vo、G)は主題歌「Water Lily Flower」について「僕は富山出身じゃないんですけど、風景だったり人間関係だったり共感できるところが多かったので、そういう気持ちや心の中が熱くなる気持ちが込められたら思って作った」と主題歌「Water Lily Flower」に込めた思いを語る。また劇伴については「年代年代にあわせて自分が聴いていた音楽や、世間で流行っていた音楽を想像しながら作った。すごく遊ばせてもらった」とうれしそうに笑った。また制作時には廣木監督がスタジオに訪れ「ここのベースを抜いみたら?」といったやりとりがあったことも明かされた。

映画については金澤ダイスケ(Key)が「ストーリー自体に引き込まれて『自分の地元にこういう人いる!』って思いながら見ました」と大興奮。加藤慎一(B)は「富山ならではの風景もあって、綺麗だった」と感想を口にし、自らの音楽との組み合わせについては「風景を見ながら作ったのでハマりはいいのでは」と話す。山内は「自分たちの音楽をたくさん入れていただいて。感動しました」と感激していた。

その後、フジファブリックは主題歌「Water Lily Flower」を生演奏。山内がアコースティックギター、加藤がベース、金澤がアコーディオンというアコースティックセットで同曲をエモーショナルに届け場内は感動的なムードに包まれた。アコースティックバージョンはこの日のための特別仕様で、演奏後に廣木監督が「このバージョンめっちゃいいじゃないですか!」と声を上げると、山内も「自分でもグッときちゃった」と笑う。さらに山内が金澤によるアコーディオンを褒めると、金澤がすかさず「あなたの歌もよかった!」と褒め合う展開に。演奏の感想を聞かれると、成田は「感無量です」、渡辺は「ジンとしました」とそれぞれ言葉少なめに噛みしめるように話す。橋本は客席を見渡して「この曲は映画を観たあとに聴くと何かを肯定されるような気持ちになって素晴らしいと思ってたんですけど、映画を観る前にこの演奏を聴いてから映画を観て、そのあとまたこれを聴ける皆さんをうらやましく思います」と話し、「生演奏しながらの上映とかないんですかね」と提案していた。最後に橋本が「この映画は過ぎ去った時間や自分の中の輝かしいものを思い起こしてしまう映画なんですけど、痛みを感じるだけで終わらない、これからどうやって進んでいくかを感じられる映画だと信じています。皆さんにもそういう映画体験をしてもらえたら」と映画をアピールし、イベントを締めくくった。

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